2011-01-01から1年間の記事一覧

決勝戦

調子に乗ってまた甲子園球場に行ってしまった。3日前に準々決勝戦を観戦した、青森の光星学院が見事勝ち進んだ。縁もゆかりもないにわかファンが応援に駆けつけても罰はあたるまい。相手は西東京代表の日大三高。日本中が注目する一大イベントにこんな軽い気…

甲子園

夏の日の朝、6時半に自宅を出発し、甲子園球場へ向かった。お目当てはもちろん高校野球。この日は準々決勝の2試合。7時15分頃、レフト側外野席に腰を据え、とりあえず生ビールで喉を潤して試合開始を待つ。朝のビール、それも屋外でってのは格別だ。 第一試…

2011年お盆 16時間ぶっ通しドライブ横浜ツアー!!

開いた口がふさがらなかった。あれやこれややらねばならぬ事が多く、妻子の元へ帰るのは2日間だけとなった今年の盆休み。最初の日は運転免許の更新、二日目は昨年他界した妻の祖母の法要がある。14日の朝、5時に起きて身支度とパッキング、洗濯機を1杯回して…

『三匹のおっさん』

有川浩の『三匹のおっさん』を読んだ。彼女の作品は昨年秋に『阪急電車』を読んで以来。タイトルに惹かれて思わず…のタイトル買いだ。三匹のおっさんとは、定年後系列のアミューズメントパークに嘱託勤務となった剣道の達人キヨ、居酒屋の元店主で柔道家のシ…

かしわうどん

九州は佐賀県に行ってきた。新大阪始発の新幹線は結構混んでいる。夏休みということもあるのだろう、親子連れや年配の方のグループ旅行、帰省の学生さんなどが多い。車内はどこか楽しげな雰囲気で、パソコンのキーをたたく出張組は少数派。通路側の席に座る…

山本能楽堂

大阪中央区にある山本能楽堂に行ってきた。観世流の山本博之氏により昭和2年に開館、大阪大空襲で焼失したが、昭和25年に再建された。オフィスと住宅の混在する街中に佇む木造3階建は平成18年に登録有形文化財の指定を受けているそうだ。山本能楽堂では初心…

宝塚歌劇『ファントム』

生まれて初めてタカラヅカを観てきた。勤め先恒例の春の行事、毎年費用会社持ちでコンサートや演劇を観に行くのだ。大阪支店が予定していたシュトゥットガルト室内管弦楽団の演奏会が震災の影響で公演中止となってしまったので、急遽代替案として浮上したの…

ラ・プティット・バンド

休日の午後、大阪市北区のザ・シンフォニーホールへ足を運んだ。シギスバルト・クイケン率いるラ・プティット・バンドの来日公演、サブタイトルには「古楽器が魅せるバッハの真髄」とある。ブランデンブルク協奏曲から4曲(2,3,5,6番)、管弦楽組曲から1曲(2…

ルーター収納

コンピュータのACアダプタやインターネットのルーター、延長コードや電話線。その他あれこれが入り乱れ、足元コンセント廻りがカオスだ。掃除機もかけにくく、ホコリがたまっている。椅子の足のキャスターでケーブルを踏んでしまうこともある。何とかしなけ…

MAGLEV

上海で今度はリニアに乗ってきた。4月に訪問した杭州の会社に再度行かねばならなくなり、急遽中国への出張を決めた。前回は中国通の部下と一緒だったが、今回は一人。少し冒険気分だ。旅程は今回も二泊三日。前回のような弾丸ツアーではなかったが、初日か…

『異邦人』

一ヶ月ほど前のこと、きっかけは徳永英明だった。溜まった疲れを洗い流そうとサウナに行ったとき、テレビに徳永英明が出ていた。女性歌手のカバー曲を集めたCDが好評だという。家に帰り、You Tubeを覗いてみたら見覚えのあるタイトルがずらりと並んでいた。…

公演中止

一枚の葉書が届いた。6月に来日予定だったシュトゥットガルト室内管弦楽団の公演中止を告げる葉書だ。東日本震災の影響で来日が中止となったのでチケットを払い戻しするという内容。びっくりして残念な気持ちになった。 自分の勤め先は毎年春の行事として芸…

おやすみ3秒

自分はものすごく寝つきが良いようだ。ベッドに横たわり、目を閉じると程なく眠りに落ちる。あれこれ考えたり、思いを巡らす間もなく眠ってしまう。いつまでも眠れずに悶々とするようなこととは全く無縁で、妻曰くおやすみ3秒。不眠症に悩む方には実に申し…

『こうして会社を強くする』

「働く日本人の8割はサラリーマン」と言われる。星の数ほどある会社の一つひとつが強くならなければ、未曾有の大惨事からの復興もあり得ない。そんな気持ちで手に取った一冊。社員8名で創業した京都セラミックを世界の京セラに育て、名経営者の誉れも高い稲…

肉団子

めったに食べないのだけれど、ある日突然ムラムラと食べたくなるものの一つに中華風の肉団子がある。ミートボールやつくねも嫌いじゃないのだが、中華風肉団子は別格だ。こんがりカラッと揚がった表面の歯ざわりと、中のジューシーなお肉の味わい、そして全…

先制ありがとう張り紙4

コンビニやファミレスのトイレでよく見かける「当店のトイレをきれいにご利用いただき、誠にありがとうございます」というような張り紙。「ありがとう」と先に言っておくことで、それを見た者の「相手の期待に応えなくちゃ」という優しい気持ちを逆手に取る…

『LIMELIGHT』

ジャズバイオリニスト寺井尚子の『LIMELIGHT』を聴いた。2010年2月の『My Song』以来1年1ヶ月ぶりのニューアルバムだ。LIMELIGHTは言わずと知れたチャールズ・チャップリンの映画のタイトル。モノクロの渋いジャケットはその世界観を表すのだろうか。ショパ…

こどもの日

子供の頃、5月が近づくと庭にこいのぼりが泳いだ。父親が何mかある長い竹を物干し台に固定して、滑車につながる紐をくるくると手繰ると、こいのぼりが少しずつ上がっていく。それを見るのが楽しかった。夕方、母親が洗濯物を取り込んだあと、こいのぼりを取…

小松こんぶ

連休に入る前に仕込んでおいたお楽しみ、それは『小松こんぶ』。昨年の秋にその名を知り、一度食べてみたいと思っていた。大きなイベントの無い今年のゴールデンウィークの小さな贅沢だ。 桐の小箱に真田紐、小松こんぶのパッケージはまるで茶道具のよう。右…

『9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方』

ディズニーとは開園から四半世紀を経ても人気の衰えない、東京ディズニーランドのこと。著者の福島文二郎は東京ディズニーランドがオープンの年に入社した正社員の第一期生、今は社員研修プランニングなどを行う会社を経営している。 東京ディズニーランドで…

こだわり

基本的に「好き」「嫌い」を大切にして生きている。他人に対しそれを表明することも厭わぬようにしている。そのため、あきれられたり変人扱いされたり「空気を読めない」と言われても仕方が無いと諦めている。好きなことや好きなものの中で生きていけるのは…

大阪市歴史博物館

大阪城公園に行ってきた。木々の若葉がすがすがしい中、公園はなかなかの賑わいを見せていた。散歩を楽しむ人、ベビーカーの家族連れ、ジョギングやウォーキングに精を出す人、ボクシングの練習をしている人もいいた。お堀を渡ると観光客が大勢。たこ焼きつ…

新幹線さくら号

広島に行ってきた。5年ぶり3回目の広島出張(先日の中国と同じだ!)、10時過ぎに事務所を飛び出し、新大阪駅へと向かった。 新大阪の券売機で見慣れぬ文字が目に飛び込んできた。『新大阪発鹿児島中央行さくら551号』。「おぉっこれが先月開通した九州ま…

大阪-杭州弾丸ツアー

二泊三日で中国杭州に行ってきた。二泊三日とは言っても、月曜の午後に事務所を出発し、水曜日の午後には帰社しているという、所要時間49時間の弾丸ツアー(出張)だった。 部下に任せていた中国からの輸入の仕事で最近品質が不安定になってきた。品質改善と今…

『誰も教えてくれない 男の礼儀作法』

日本人なら一度は耳にしたことのある「小笠原流」というコトバ。何だかよくわからないけれど、昔から伝わる作法みたいなモノ、どちらかというと敬遠したくなるけれど、本当はきっと大切なんだろうな・・・などと思う人は多いのではなかろうか。礼儀作法というと…

若草

島根県松江の銘菓、「若草」は自分にとって数少ないお気に入りの和菓子だ。緑色をしたそぼろ状の衣をまとった求肥、松江藩に伝わる銘菓だ。子供の頃にお土産でいただいたのが最初だったが、何て上品なお菓子なのだろうと子供心に感動したのを覚えている。三…

東北太平洋沖地震

圧倒的な自然の力を見せつけられ、語る言葉が見当たらない。ワンセグの小さな画面に次々と報じられる情報に、胸がしめつけられる。この惨状に対して自分は個人的にも、職業上の能力・権限的にも全く何の役にもたたない。せめてもと思いYahoo!から募金をさせ…

神田まつや

久しぶりの東京、1泊2日の出張だ。部下と二人で都内のお客さん6軒を訪問し、日帰りで大阪へ戻る部下をねぎらって居酒屋で軽く一杯飲んだ後、一人訪ねたのが神田まつや、老舗の蕎麦屋だ。実はこの店を知ったのはつい最近。敬愛するdeep_double_mさんがブロ…

『12モンキーズ』

死のウィルスによって全人類の99パーセントが死滅した近未来。生き残ったわずかの人間たちはウィルスの難を逃れ、地下都市での生活を余儀なくされていた。そんな未来から現代のアメリカに送られてきた男、ジェームズ・コール(ブルース・ウィリス)。彼の使…

天満天神繁昌亭

この前の日曜のこと、大阪天満宮のすぐ隣にある天満天神繁昌亭に行ってきた。繁昌亭は2006年竣工の上方落語の寄席なのだが、なんと大阪大空襲以降60年間、上方落語の定席は途絶えていたのだそうだ。それを多くの人の寄付と熱意とで復活させたのがこの繁昌亭…