2010-01-01から1年間の記事一覧

『ボルケーノ in ポンペイ』

西暦79年、ヴェスヴィオ火山の噴火により一日にして滅びた都市ポンペイ。その数年前に起こった大地震の傷跡から立ち直り、ポンペイは再び繁栄を極めていた。ローマ帝国騎馬隊の戦士だったマルクスとその恋人ヴァシリア。結婚を間近に控えたある日、ヴァシリ…

焼き芋

12月に入るとお歳暮が事務所に届く。そんな中、石川県の取引先から薩摩芋が届いた。大崎さつまいもという銘柄、石川県かほく市の名産らしい。事務所のメンバーで分け合い持って帰ったのは良いが、さて、どうやって食べようか?事務所の女の子に聞くと土鍋で…

『酔って記憶をなくします』

タイトルに惹かれ思わず購入してしまった。mixi内に同名のコミュニティがあり、そこに寄せられた投稿から選りすぐりのエピソードが173収録されている。編者の石原たきびは岐阜県生まれのフリーライターだそうだ。 酔って記憶を無くし、同席した人から後日聞…

京都タワー

祝日の今日、休日出勤というか、休日出張で京都まで行ってきた。8時半に先方の会社を訪問し、11時頃にタクシーで京都駅まで戻ってきた。スーツにコート、出張鞄という格好だが今日は休日、ランチには少し早いが、さてどうしたものかと振り返ると京都タワーが…

焼餃子

プロフィールにも確か書いたと思うのだが、無類の餃子好きだ。実家が中華料理屋で、餃子を食べて育ったというわけではないし、中国で本場の餃子と衝撃の出会いをしたわけでもない。30代前半、まだ平社員だった頃の自分を可愛がってくれた先輩夫婦と、すぐ下…

『Living Hands』

先月訪れた心斎橋筋商店街で偶然出会ったSHEENAというアイリッシュを演奏するグループの1stアルバム、『Living Hands』を聴いた。定番のアイリッシュ・トラッド(アイルランドの伝統音楽)を中心に全13曲のアルバム。 古い音楽の場合、作曲者による楽譜が残…

道具屋筋商店街

師走になり年末年始のことについて、あれこれ思いを巡らすことが多くなった。仕事の上でも忘年会、大掃除、取引先への年賀状、新年会…通常のビジネス以外のことを考えなければならない。新年の挨拶で取引先を訪ねるのは例年の事。今年も宜しく、昨年はどうで…

渡し船

仕事で取引先を訪問することは日常的なことだ。徒歩で行けるところは多くなく、大抵は何か交通手段のお世話になる。地下鉄、電車、飛行機、路面電車や高速船を利用したこともある。しかし、渡し舟に乗ったことはなかった。 初めての取引先を訪問した。こんな…

秋の富士

日帰り出張で富士宮市に行って来た。新大阪から新幹線のぞみ号とこだま号とを乗り継ぎ新富士までおよそ2時間半の道のりだ。富士宮への出張の際はどうしても天気が気になる。あくまでも出張、旅行ではないのだが、どうせなら富士山の雄姿を拝みたいと思ってし…

『J.S.Bach:Orchestral Works & Concertos』

シギスバルト・クイケン率いるラ・プティット・バンドによるバッハ。ブランデンブルク協奏曲、管弦楽組曲、バイオリン協奏曲(1,2)2本のヴァイオリンの為の協奏曲、そして音楽の奉げ物が全部入っている。CD5枚組、バッハの有名どころが満載だ。 自分の中…

餃子鍋

一人暮らしの食卓、鍋は強い味方だ。時間がかからず手間いらず、おまけに暖まる。定番はもやしと白菜と豚バラ肉の鍋。近所のスーパーでは白菜を1/8にカットして売ってくれるのだが、これが一人鍋には丁度良い。もやしは安いし豚バラ肉は冷凍しておけばよい。…

心斎橋筋商店街

この週末は金曜から地元に帰ったのだが、うっかりワイシャツを置いてきてしまった。週末しか洗濯できないので、マイナス一枚はローテーションが心配だ。そこで午後からワイシャツを買いにいくことにした。特にこだわりはないのでどこで買ってもよいのだが、…

『センター・オブ・ジ・アース』

2008年7月公開のアメリカ映画。『ハムナプトラ』のブレンダン・フレイザー演ずる地質学者トレバー・アンダーソン教授は、アイスランドでの調査中に洞窟に閉じ込められてしまう。同行した甥のショーン(ジョシュ・ハッチャーソン)、山岳ガイドのハンナ(ア…

秋の日の奈良

よく晴れた秋の休日、奈良に出かけた。地下鉄から近鉄に乗り換えて大和西大寺駅まで、部屋を出てからちょうど一時間。電車を降り、ここから目指すのは平城宮跡。無料シャトルバスも出ているが、およそ15分の道のりを歩くことにした。奈良に都のあった時代、…

『テレビの大罪』

大阪に来てからテレビの無い暮らしを堪能している自分だが、こんな本を見つけて思わず買ってしまった。著者の和田秀樹は東大医学部卒の精神科医。精神科医というと、穏やかで優しいイメージだが、結構過激で熱い文章を書く人だ。 前書きは「偽装問題」の話か…

銭湯

25年ほど前のこと。東京での一人暮らし、家賃1万2,000円の三畳間に風呂などなかった。銭湯通いが日課で、部屋に風呂のある"ワンルームマンション"は憧れだった・・・・。 ガス給湯器が壊れた。朝、管理人さんに電話して、点検修理を依頼しておいたら10時過ぎに携…

クイックプレス

単身赴任の週末には大切な仕事がある。一週間分の仕事の疲れを癒し英気を養う、それも大切だがそれ以上に怠れないのが洗濯だ。一週間分のワイシャツや肌着、ハンカチやタオルなどがランドリーバスケット一杯にあふれている。シーツや枕カバー、バスマットも…

『阪急電車』

8月17日のブログに書いた、色々な本やCDを貸してくれる勤め先の後輩のI君が貸してくれた一冊。大阪に転勤する直前、大阪つながりということだろうアリガトウ。 阪急電鉄の今津(北)線という路線を舞台にした小説。宝塚駅から西宮北口駅まで、全部で8つある駅…

12年ぶりのグアム

勤め先の慰安旅行でグアムに行ってきた。木曜の夜の便で出発し日曜の夕方まで現地3泊。12年ぶり3回目のグアム、あまりガツガツせず南国の休日を満喫してきた。 ホテルのビーチでのシュノーケリング、100ドル払ってのダイビングはお決まりのコースだが、今回…

『妖怪アパートの幽雅な日常(1)』

両親をなくした稲葉夕士が高校入学と同時に住むことになった「寿荘」は妖怪アパートだった。そこでは妖怪や幽霊が人間同様普通に暮らしている。毎日絶品の手料理をつくってくれる賄いのるり子さんも、ものすごく大きな体の大家さんも、美人でプロポーション…

栗ごはん

秋のおいしいものは山ほどあるが、キングはやっぱり松茸だろう。土瓶蒸し最高、焼き松茸は贅沢の極み、松茸ご飯に松茸のお吸い物、どれをとってもキング・オブ・秋の味覚。だれもが認めるところは人様に譲ることにして、あえてここで押すのは栗ご飯。 昔は栗…

万博記念公園

1970年の大阪万博「EXPO'70」の跡地はその後整備され、公園になっている。秋晴れの休日、大阪モノレールに乗って行ってみた。万博記念公園駅からの道のりは休日を楽しむ家族連れが三々五々楽しげに歩いている。秋の陽を受けて太陽の塔が白く光っているのが見…

テレビの無い暮らし

今自分の住んでいる部屋にはテレビが無い。引越しの際、テレビを持ってこなかったのだ。下宿をしていた学生時代以来、二十数年ぶりにテレビの無い暮らしが帰ってきた。 「見るとは無しにいつもテレビをつけている」「部屋にいる時は時計代わりにテレビをつけ…

『日本人へ リーダー篇』

文藝春秋誌上に2003年から2006年にかけて掲載された塩野七生のエッセイ集。話題は日本という国の政治、外交、そして世界。イタリアの地で1日遅れで到着する日本の新聞から見えてくる日本と日本人へのメッセージだ。ブッシュ、フセイン、そして小泉首相の登場…

通天閣

大阪で過ごす初めての週末、天気も良いので出かけることにした。目的地に選んだのは大阪人の心のシンボル(公式ガイドより)、「通天閣」!!朝食、後片付け&洗濯を済ませて地下鉄に乗った。動物園前駅で下車すると、午前10時というのに真夏を思わせるよう…

お引越し2

先週末に引っ越しを済ませ、大阪の住処を確保したのだが、早速大阪での生活が始まったわけではない。月末から月初にかけての1週間は今までの事務所で会議や挨拶や引き継ぎやらで、目が回るほどの忙しさだった。そしてこの土日は休み返上で仕事関係の引っ越し…

お引越し

15年ぶりに引越しをした。転勤にともなう単身赴任ってやつで、大阪にやってきた。午前中に鍵を受け取り、午後は自宅から送った荷物と、この半月間にインターネットで調達した家具やら日用品やら、あれやこれやが配達されてくるのを片っ端から荷受して、机と…

『ジョン王』

英国史上最も評判の悪い王様なのだそうだ。十字軍で活躍した兄のリチャード1世が「獅子心王」と呼ばれるのに対し、ジョン王は17年の在位期間に大陸での領地の多くを失ったため「失地王」と呼ばれている。戦争に負け、ローマ教皇からは破門され、イングランド…

『坂本真綾15周年記念ライブ "Gift" at 日本武道館』

今年の3月31日に行われた武道館ライブのDVD、この日は坂本真綾30歳の誕生日。弦のカルテットを含め全部で11人のバンドをバックに歌った全24曲が収録されている。 坂本真綾というシンガーと出会ったのは1年と少し前。勤め先の後輩のI君が教えてくれた。彼はい…

『グラン・トリノ』

クリント・イーストウッド監督・主演、2008年のアメリカ映画。ポーランド系アメリカ人のコワルスキー(クリント・イーストウッド)はいわゆる頑固ジジイだ。妻には先立たれ、独立した2人の息子からも「今も'50年代だと思ってる」と敬遠されている。庭を丁寧…