2011-01-01から1年間の記事一覧

天神橋筋商店街

天気の良い日曜日、地下鉄に乗って目指したのは天神橋筋商店街、日本一長いことで有名な商店街に一度行ってみたかったのだ。淀屋橋で地下鉄を下り、地下通路を北浜まで。そこから地上に出ると日差しがポカポカと暖かく、とても上着を着ていられない。東へし…

麻婆豆腐

マーボー飯が好きだ。地元にいたときはよく食卓に登場したし、仕事の合間のランチで中華に行った時なども注文することが多い。休日の夕食、思い立って作ってみた。 作ったと言っても大した事はない。「麻婆豆腐の素」という強い味方が売られている。これに水…

『ナイト・オン・ザ・プラネット』

プライベート・ジェットでロサンゼルスの空港に下り立ったヴィクトリア。ビバリーヒルズまでの帰路に乗ったタクシーを運転するのは、娘ほど年の離れたコーキー。いつかは兄のように車の整備工となる事を夢見ている・・・。ニューヨーク午後10時過ぎ。ブルックリ…

『96時間』

妻と別れ、一人孤独に暮すブライアン(リーアム・ニーソン)。現役を引退した今は警備員の仕事で生計を立てている。彼の唯一の生きがいは、離れて暮す娘キム(マギー・グレイス)の成長を遠くから見守ることだった。そのキムが、旅先のパリで何者かに誘拐さ…

『僕とおじいちゃんと魔法の塔(1)』

去年読んだ『妖怪アパートの幽雅な日常(1)』の著者、香月日輪(こうづきひのわ)による児童文学。小学六年生の陣内龍神(たつみ)には秘密がある。両親にも兄弟にも絶対内緒の秘密とは、天神の磯にある古い塔に自転車で通っていること。その塔で龍神はなんと…

水木しげる記念館

三連休は鳥取県に行ってきた。米子市で病気療養中の弟を見舞うのが目的だったが、その帰りに一人、お隣の境港市まで足を伸ばした。目指したのは水木しげる記念館だ。小雪降る米子駅を発った2両編成の"鬼太郎列車"の中は、子供連れやカップルで賑わっていた。…

きびだんご

倉敷に行ってきた。倉敷には高校の修学旅行で来たことがある。美観地区を散策して、大原美術館を見学、アイビー・スクエアで昼食を食べたっけ。今回は仕事で来たので観光はナシ(涙)。新倉敷駅から車で10分程の工場に、新製品の試作の立会いと打ち合わせのた…

至福のバスタイム

この前の週末、お風呂で使えるスピーカーを買ってきた。VictorのポータブルスピーカーSP-AW303、ホームセンターで3,980円だった。Walkman等をつないでふたをして、表面の透明シリコン樹脂シート越しに操作すると両脇のステレオスピーカーから音が出る。水没…

『パリより愛をこめて』

ジェームズ・リース(ジョナサン・リース=マイヤーズ)は駐パリ米大使の補佐官。チェスの名手でもあり、中国語はケンブリッジの2級の実力というエリート大使館員だ。しかし彼はCIAのエージェントでもある。エージェントとは言っても盗聴器の設置や車のナン…

『ストーリーとしての競争戦略』

「おまえに何ができる?偉そうなことを言うな!」著者の楠木建は一ツ橋大の教授なのだが、ビジネスの実務家に戦略論を説く際、こんな言葉が頭をよぎり、時には面と向かって言われることもあるそうだ。「経営学と経営とは違う」「学者の話を聞いてよくなった…

CD

子供の頃から週間のマンガ雑誌はほとんど買ったことがない。マンガは単行本で一気に読むのが好きだったから。テレビの歌謡番組などもあまり興味がわかず、気に入った歌手のレコード、それもシングルではなくアルバムでじっくり聴くのが好きだった。自分は基…

『プリンス・オブ・ペルシャ』

2010年のアメリカ映画『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』を観た。映画の舞台は大昔のペルシャ。シャラマン王には三人の王子がいた。二人は実の息子だが、第三王子のダスタン(ジェイク・ギレンホール)は王家の血を引かぬ養子だった。三人の王子は遠征の…

『You can't catch me』

前作『かぜよみ』から2年、坂本真綾7枚目のオリジナルアルバム『You can’t catch me』を聴いた。収録された全12曲は全て作曲者が違う。長年のパートナー菅野よう子や鈴木祥子に加え、スキマスイッチの常田真太郎や真心ブラザーズの桜井英俊、スネオヘアーこ…

真冬のアイスクリーム

窓の外は北風が吹く冬の夜、暖かな部屋で食べるアイスクリームが好きだ。鍋をやった後などにも良いが、深夜にふと思いついて、熱い飲み物などと一緒に夜食代わりというのも良い。カップに入ったバニラアイスも好きだけれど、クランチチョコをコーティングし…

『月は幽咽のデバイス』

森博嗣2000年の作品。閑静な住宅街にある大邸宅、10人の男女が集ったパーティーの最中に起こった惨劇。皆の歓談する居間のすぐ隣にあるオーディオルームで、参加者の一人が血まみれの姿で発見された。目撃者はおらず、現場は密室と思われる。事件の発覚した…

インフルエンザ

「典型的な症状が出てますねぇ」(ギクッ!?)木曜の夜、日帰り出張の帰りに内科に立ち寄った。前日から体調がすぐれず、その日の出張先でもふりしぼるように取引先との面談を終え、フラフラ朦朧としながら大阪まで帰ってきたのだ。火曜日の晩、酔って布団…

葉書

勤め先を数年前に退職した大先輩から葉書が届いた。自分と同様、大阪での単身赴任を17年間も勤め上げた先輩だ。いただいた年賀状に近況を知らせる返事を書いたのに応えての一通だった。 一人暮らしの身に心遣っての言葉や仕事への気遣いの言葉が見覚えのある…

えべっさん

大阪浪速区の今宮戎神社、通称”えべっさん”の”十日戎”に行ってきた。毎年1月の9日から11日にかけて行われる江戸時代から続く祭事で、9日宵えびす、10日本えびす、11日は残り福といわれる。商売繁盛祈願に、事務所の皆で参拝してきた。 地下鉄堺筋線、恵比寿…

夫婦ぜんざい

三連休の二日目の昼下がり、昨日読んだ織田作之助の『夫婦善哉』にちなんで大阪なんば、法善寺境内の甘味処「夫婦善哉」に行ってみた。小説の中で、ダメ亭主の柳吉が「どや、なんぞ、う、う、うまいもん食いに行こか」と女房の蝶子を誘い訪れる、明治時代か…

『夫婦善哉』

大阪に来たのだから読んでおかねば、と織田作之助の『夫婦善哉』を読んだ。1940年、真珠湾攻撃の前年の作品だ。 問屋の息子維康柳吉は妻子ある身ながら芸者上がりの蝶子と駆け落ちをする。ボンボン育ちの柳吉は定職にもつかず、蝶子の稼ぎで二人は何とか食い…

仕事始め

1月5日は仕事始めだった。年末に皆で大掃除をした事務所はどこか新品の香りがするようで気持ちがよい。この気持ちよさを味わえただけでも大掃除をした甲斐があったというものだ。メンバーが揃ったら年賀式を行う。社員と家族の物故者に黙祷をささげるのが…

『ヤバい経済学』

アメリカに経済学ブームを巻き起こした本らしい。ハーヴァード大卒の若手経済学者スティーヴン・D・レヴィットとジャーナリストのスティーヴン・J・ダブナーの共著。二人ともスティーヴンでややこしいのだが、レヴィット教授の独創性あふれるアイデアを、ベ…