日常

おやすみ3秒

自分はものすごく寝つきが良いようだ。ベッドに横たわり、目を閉じると程なく眠りに落ちる。あれこれ考えたり、思いを巡らす間もなく眠ってしまう。いつまでも眠れずに悶々とするようなこととは全く無縁で、妻曰くおやすみ3秒。不眠症に悩む方には実に申し…

肉団子

めったに食べないのだけれど、ある日突然ムラムラと食べたくなるものの一つに中華風の肉団子がある。ミートボールやつくねも嫌いじゃないのだが、中華風肉団子は別格だ。こんがりカラッと揚がった表面の歯ざわりと、中のジューシーなお肉の味わい、そして全…

先制ありがとう張り紙4

コンビニやファミレスのトイレでよく見かける「当店のトイレをきれいにご利用いただき、誠にありがとうございます」というような張り紙。「ありがとう」と先に言っておくことで、それを見た者の「相手の期待に応えなくちゃ」という優しい気持ちを逆手に取る…

こどもの日

子供の頃、5月が近づくと庭にこいのぼりが泳いだ。父親が何mかある長い竹を物干し台に固定して、滑車につながる紐をくるくると手繰ると、こいのぼりが少しずつ上がっていく。それを見るのが楽しかった。夕方、母親が洗濯物を取り込んだあと、こいのぼりを取…

小松こんぶ

連休に入る前に仕込んでおいたお楽しみ、それは『小松こんぶ』。昨年の秋にその名を知り、一度食べてみたいと思っていた。大きなイベントの無い今年のゴールデンウィークの小さな贅沢だ。 桐の小箱に真田紐、小松こんぶのパッケージはまるで茶道具のよう。右…

若草

島根県松江の銘菓、「若草」は自分にとって数少ないお気に入りの和菓子だ。緑色をしたそぼろ状の衣をまとった求肥、松江藩に伝わる銘菓だ。子供の頃にお土産でいただいたのが最初だったが、何て上品なお菓子なのだろうと子供心に感動したのを覚えている。三…

麻婆豆腐

マーボー飯が好きだ。地元にいたときはよく食卓に登場したし、仕事の合間のランチで中華に行った時なども注文することが多い。休日の夕食、思い立って作ってみた。 作ったと言っても大した事はない。「麻婆豆腐の素」という強い味方が売られている。これに水…

きびだんご

倉敷に行ってきた。倉敷には高校の修学旅行で来たことがある。美観地区を散策して、大原美術館を見学、アイビー・スクエアで昼食を食べたっけ。今回は仕事で来たので観光はナシ(涙)。新倉敷駅から車で10分程の工場に、新製品の試作の立会いと打ち合わせのた…

至福のバスタイム

この前の週末、お風呂で使えるスピーカーを買ってきた。VictorのポータブルスピーカーSP-AW303、ホームセンターで3,980円だった。Walkman等をつないでふたをして、表面の透明シリコン樹脂シート越しに操作すると両脇のステレオスピーカーから音が出る。水没…

インフルエンザ

「典型的な症状が出てますねぇ」(ギクッ!?)木曜の夜、日帰り出張の帰りに内科に立ち寄った。前日から体調がすぐれず、その日の出張先でもふりしぼるように取引先との面談を終え、フラフラ朦朧としながら大阪まで帰ってきたのだ。火曜日の晩、酔って布団…

葉書

勤め先を数年前に退職した大先輩から葉書が届いた。自分と同様、大阪での単身赴任を17年間も勤め上げた先輩だ。いただいた年賀状に近況を知らせる返事を書いたのに応えての一通だった。 一人暮らしの身に心遣っての言葉や仕事への気遣いの言葉が見覚えのある…

えべっさん

大阪浪速区の今宮戎神社、通称”えべっさん”の”十日戎”に行ってきた。毎年1月の9日から11日にかけて行われる江戸時代から続く祭事で、9日宵えびす、10日本えびす、11日は残り福といわれる。商売繁盛祈願に、事務所の皆で参拝してきた。 地下鉄堺筋線、恵比寿…

夫婦ぜんざい

三連休の二日目の昼下がり、昨日読んだ織田作之助の『夫婦善哉』にちなんで大阪なんば、法善寺境内の甘味処「夫婦善哉」に行ってみた。小説の中で、ダメ亭主の柳吉が「どや、なんぞ、う、う、うまいもん食いに行こか」と女房の蝶子を誘い訪れる、明治時代か…

仕事始め

1月5日は仕事始めだった。年末に皆で大掃除をした事務所はどこか新品の香りがするようで気持ちがよい。この気持ちよさを味わえただけでも大掃除をした甲斐があったというものだ。メンバーが揃ったら年賀式を行う。社員と家族の物故者に黙祷をささげるのが…

焼き芋

12月に入るとお歳暮が事務所に届く。そんな中、石川県の取引先から薩摩芋が届いた。大崎さつまいもという銘柄、石川県かほく市の名産らしい。事務所のメンバーで分け合い持って帰ったのは良いが、さて、どうやって食べようか?事務所の女の子に聞くと土鍋で…

焼餃子

プロフィールにも確か書いたと思うのだが、無類の餃子好きだ。実家が中華料理屋で、餃子を食べて育ったというわけではないし、中国で本場の餃子と衝撃の出会いをしたわけでもない。30代前半、まだ平社員だった頃の自分を可愛がってくれた先輩夫婦と、すぐ下…

餃子鍋

一人暮らしの食卓、鍋は強い味方だ。時間がかからず手間いらず、おまけに暖まる。定番はもやしと白菜と豚バラ肉の鍋。近所のスーパーでは白菜を1/8にカットして売ってくれるのだが、これが一人鍋には丁度良い。もやしは安いし豚バラ肉は冷凍しておけばよい。…

銭湯

25年ほど前のこと。東京での一人暮らし、家賃1万2,000円の三畳間に風呂などなかった。銭湯通いが日課で、部屋に風呂のある"ワンルームマンション"は憧れだった・・・・。 ガス給湯器が壊れた。朝、管理人さんに電話して、点検修理を依頼しておいたら10時過ぎに携…

クイックプレス

単身赴任の週末には大切な仕事がある。一週間分の仕事の疲れを癒し英気を養う、それも大切だがそれ以上に怠れないのが洗濯だ。一週間分のワイシャツや肌着、ハンカチやタオルなどがランドリーバスケット一杯にあふれている。シーツや枕カバー、バスマットも…

テレビの無い暮らし

今自分の住んでいる部屋にはテレビが無い。引越しの際、テレビを持ってこなかったのだ。下宿をしていた学生時代以来、二十数年ぶりにテレビの無い暮らしが帰ってきた。 「見るとは無しにいつもテレビをつけている」「部屋にいる時は時計代わりにテレビをつけ…

お引越し2

先週末に引っ越しを済ませ、大阪の住処を確保したのだが、早速大阪での生活が始まったわけではない。月末から月初にかけての1週間は今までの事務所で会議や挨拶や引き継ぎやらで、目が回るほどの忙しさだった。そしてこの土日は休み返上で仕事関係の引っ越し…

お引越し

15年ぶりに引越しをした。転勤にともなう単身赴任ってやつで、大阪にやってきた。午前中に鍵を受け取り、午後は自宅から送った荷物と、この半月間にインターネットで調達した家具やら日用品やら、あれやこれやが配達されてくるのを片っ端から荷受して、机と…

夏の朝

朝、寝床の中にいて聴こえてくる音がある。車の走る音、冷蔵庫の出すブーンという音、雨の音。子供の頃には母親が朝食を作る音だった。家の玄関のツバメの巣にヒナが生まれると、ピーピーかわいらしい声が聴こえてきて、朝から楽しくなった。仕事柄、暗いう…

先制ありがとう張り紙3

コンビニやファミレスのトイレで「当店のトイレをきれいにご利用いただき、誠にありがとうございます」というような張り紙をよく見かけるが、これを「先制ありがとう張り紙」と名づけ、そのことを以前このブログに書いた( 先制ありがとう張り紙、先制ありが…

「ケータイ」のこと

「ケータイ」という言葉が「携帯電話」を指すようになったのはいつからだろう。日常の中で自分も普通に「ケータイに電話下さい」とか言ってるけれど、考えてみるとおかしな呼び方だ。電気自動車を「電気」と略したら電気洗濯機や電気冷蔵庫の立場がないし、…

そうめん

梅雨が明けた。日本の四季に数えてもらえない5つめの季節、梅雨。そのエンディングはなぜか「明ける」と表現される。春も夏も秋も冬も「明ける」とは言わない。でも、ジメジメムシムシした曇り空と雨降りが続く日々から、真っ青な夏空とまぶしい太陽が見える…

夏の必需品

クール・ビズという言葉が定着し、日本でも夏場は上着なし、ネクタイなしのスタイルが普通になった。自分の勤め先でも6月から9月まで、オフィスではネクタイなしでOKだ。省エネ、エコの意味でも重要だろうが、高温多湿の日本の夏、単純にウレシイ。 しかし…

プラネタリウム

プラネタリウムに行ってきた。朝から休日出勤して一人残務を処理した後に、ふと思い立ち行ってみたのだ。 ほの暗いドームの中、直径20メートルの半球型の空間は独特の雰囲気がある。椅子を思い切りリクライニングさせてクリーム色の天を仰ぐとワクワク感がつ…

電子辞書とウォークマン

高校3年生の息子が電子辞書を買って欲しいという。電気屋の店頭の一角を占める、液晶画面と小さなキーボードのついたアレだ。何でもクラスで紙の辞書を使っているのは3人だけだというからすごい普及率だ。受験勉強の友に一丁買ってやるかと重い腰を上げた・・・…

二回目のゴルフ

初めてのゴルフから約一ヶ月、初心者ゴルファー二回目の本番だ。散々だったデビュー戦の屈辱を晴らすべく毎週末練習場へ通い、レッスンを受けてきた。課題だったドライバーを打ち込み、それなりの手ごたえを感じて迎えた今日の日。天気は良好。暑からず寒か…