京都タワー


 祝日の今日、休日出勤というか、休日出張で京都まで行ってきた。8時半に先方の会社を訪問し、11時頃にタクシーで京都駅まで戻ってきた。スーツにコート、出張鞄という格好だが今日は休日、ランチには少し早いが、さてどうしたものかと振り返ると京都タワーがそびえたっていた。今までに間違いなく500回以上素通りしてきた京都タワー。良い機会だと思い登ってみることにした。

 京都駅の北側、通り一本隔てた一等地にあるビルの上に京都タワーはある。「タワー入口」の表示に従いビルに入ると1階は土産物屋さん、少し懐かしい雰囲気が漂う。このビルはホテルになっていて、その名も京都タワーホテル。地下には大浴場があり、2階にはナゼか100円ショップがある。京都タワー展望台の入場券大人770円を購入しエレベーターに乗り込んだ。

 地上100mの展望台には程よくお客さんがいる状態。「絶景」というわけではないが市内を一望できるのは高層建築がないためだろう。あちこちに配置された望遠鏡が無料なのはウレシイ。京都駅で降りて京都タワーから市内を一望し、その後目的の観光地へ地へGo!というのもアリだと思った。建物の屋根がキレイに整列しているのは碁盤の目状に区画された街ならでは。その向こうには京都を取り巻く山々がぐるりと見渡せ、京都は盆地なのだということを改めて認識できた。

 東海道新幹線で京都駅を通るたびになんでこんな形にしたんだろうかと不思議に思っていた京都タワー椎名誠が昔「おばけキノコタワー」とエッセイに書いていたっけ。束の間の観光気分の後は大阪の事務所に戻り、雑務をアレコレ。今年の営業もあとわずかだ。