2009年をふりかえる


 2009年という年をサブプライムローン問題、リーマン・ショックの延長線上に位置づけてしまう。春までは本当にヤバイ雰囲気が充満していて、何が起こっても不思議じゃない気がした。政府の景気対策等の効果もあってか、夏以降何とか持ち直し最悪期は脱した・・・・はずだけど・・・・・・・ニバンゾコ??というのが2009年。ドキドキしながら結末はお預け。そんな一年、心臓に悪い。

 秋には祖母が他界した。3人の子供と8人の孫を残した彼女にとって自分は初孫にあたる。戦中戦後を生き抜き、子供から手が離れてホッと一息ついた頃生まれた初孫がきっと可愛くて仕方がなかったのだろう、思い出の中の祖母はいつも優しい。90年の人生、晩年は随分ボケてしまったが、娘のように振舞う祖母の姿は不思議と可愛らしかった。身内が集まり祖母を送った日、畑一面に広がる真っ白なソバの花に祖母の姿が重なった。