新型インフルエンザ(3)

 少し前に「豚インフルエンザ」というタイトルで2回書いたが、その後「豚」という呼称が改められ、「新型インフルエンザ」に統一されている。呼び名が変わったが、一連の話として連番は3とした。今はパニックにならない事を呼びかけたい(微力ながら)。

 今流行している新型インフルエンザ、それが「新型」であるという点では確かに脅威だ。免疫がないということは感染する確立が極めて高いということだ。豚や鳥はいざ知らず、人間様は誰も皆、いとも簡単に感染してしまうのだ。しかし「弱毒」なので感染しても命を落とす確率は低い。まぁ、高熱が出て、仕事や学校を休まなければならないのは本人にとっても、企業や国家にとって大きな損失だが、「人類の脅威」という意味ではさほど大きくはない。もちろん、現に命を落としている方がいるので、関係者やご親族の方には謹んで哀悼の意を表するが、冬になると流行する普通のインフルエンザでも日本では毎年数千人から多い年では一万人以上の方が亡くなっている。

 過敏にならず、しかし一刻も早く封じ込めるために、冷静な対応を呼びかけたい。手洗いとうがい、そしてマスクの着用でインフルエンザの感染は防げるのだから簡単といえば簡単だ。人類の英知でこの局面を乗り切ることは可能だと思う。