初めてのゴルフ

 昨日、生まれて初めてゴルフ場のコースに出た。昨年夏から練習場に通い始めたのだが、そろそろデビューを、と勤め先の上司がセッティングしてくれたのだ。満開の桜が青空に映える。強めの風を読むのに自分以外の3人は難儀していたが、それ以前の問題の方が圧倒的に多い自分は気にならず。頬を撫でる風が心地よかった。

 同行した3人が優しく見守ってくれる中、空振り、ダフり、OBの連続。落ち着け落ち着けと自分に言い聞かせてもあせるばかりで、手元が定まらない。スコアは前半74、後半87で合計161(!)。お粗末な数字だけれど、自分の運動能力と20年来の運動不足とから考えれば極めて妥当な結果だ。「二度とゴルフなんかやるものか」という気持ちになるのかな?とも思っていたが、幸いそうならず。課題も明確になった。次に向けてがんばろう。

 それにしてもよく走った。カートにも乗ったが、初心者の鉄則は「打ったら走れ!」。9:41スタートで終わったのが3時半頃。休憩を除いて5時間以上歩いたり走ったり・・・。考えてみれば普段の生活の中で歩くことはあっても、走ることは殆ど無い。信号の変わり目で10秒ほど走るのが週に1度か2度。電車に乗り遅れそうでダッシュするなんてのは月に1度有るか無いかだし、その他アレコレ考えてみても思い当出せない。昨日一日で過去1年分以上走ってると思う。体を使う職業の人や、スポーツが趣味の人、ジム通いをスケジュール化しているエグゼクティブな人を除くと、同じような境遇のビジネスマンは結構多いと思うがどうだろうか。

 当たり前なのだろうけど感心したのは、スタート時間がずれるので、他のお客さんを意識することが少ないということ。前の組と後の組の人達がたまに視界に入る以外誰もいない。目の前に広がるグリーンに向かって玉を打ち放つのは、すこぶる快感なのだろう。もちろん、思った方向に十分な飛距離が出せればの話だろうが。いつか味わってみたいものだ。