『舞妓Haaaan!!!』
「面白かったですよー」ランチタイムの喫茶店でカレーを食べながら勤め先の後輩に勧めらた。舞妓さんオタクのサラリーマン鬼塚公彦が、京都のお茶屋で舞妓さんと野球拳をするという夢に向かって猛進するドタバタコメディ、2007年公開。主役の阿部サダヲも小出早織も知らなかったけれど、楽しめた。
最初から最後まであり得ない事だらけ。そもそも舞妓さんオタクの鬼塚の彼女役が柴咲コウという事に「うそだろ!」と思った。しかも鬼塚はそんな彼女をアッサリ振って京都へ転勤。そこから先はもっとあり得ないことの連続なのだが、いつの間にか次はどうなるのか期待させられていた。鬼塚の夢の前に立ちふさがるのは京都の風習、そして強力なライバル。脚本の宮藤官九郎は超売れっ子の人気脚本家らしいが、なるほど、非常にテンポ良く観るものを惹きつけて離さない。咲コウの舞妓姿はチョット期待はずれだったけれど、ひたむきに努力する姿は彼女のキャラクターにピッタリ。和服姿の真矢みきも格好よかった。ワンポイントだが存在感を発揮した植木等はこれが最後の映画出演だったそうだ。
目まぐるしくて先が読めず120分があっという間に過ぎ、最後は華やかなフィナーレでめでたしめでたし。この映画を勧めてくれた後輩は結婚して半年。休日の午後にカップルでDVD鑑賞するのにちょうど良いかも。
- 出版社/メーカー: VAP,INC(VAP)(D)
- 発売日: 2007/12/12
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