コンピュータにビールかけ

WBCサムライジャパンのシャンパンファイトとは関係ないが、メインで使ってるDell のノートパソコンINSPIRON 700mにビールかけをしてしまった。

4日前の深夜、家でビールを飲みながら仕事をしていた。時刻は1時すぎ、そんなには飲んでいなかったが、ウトウトして船を漕いでいたんだろう。グラスを倒してしまい、キーボードがビールまみれになっている。「うゎっ!!」慌てて電源を切り、ティッシュで水を吸い取る。いくつかキーを外し、焦りながら水を吸い取る作業を続けた。相当量のティッシュを消費した後、少しでも乾かそうと、ドライヤーの熱風をかける。「このまま壊れたらどうしよう・・・」バックアップをとっていないファイルやデータのことが頭をよぎる。そんな事考えていたら、熱しすぎてしまったらしく、「J」のキーが変形してしまった・・・。

丸2日放置して昨日、朝から700mに立ち向かう。まずは別のコンピュータでWEBページを検索。700mのキーボードの外し方をチェック。意外と簡単にはずれるようだ。開けてみてまだ水分が残っていたら乾燥させる必要があろう。
ものの3分もかからずに外せた。キーボードは薄い金属板に沢山のキーが固定されている。金属板には穴がたくさんあいているのだが、下から透明のフイルムが貼り付けてある。また、金属板の端部が上に折り曲げてあり、お盆のようになっている。どこかのヨッパライがその上に液体をこぼすような場面を想定して、液体が下に侵入しにくくしてあるのかもしれない。下がぬれていないのを確認して、キーボードをもとに戻す。

恐る恐る電源を入れる。小さくキュイーンといつもの音がして、真っ暗画面から、Boot画面へ。もう少し、と思ってたら途中で止まる。ファンクションボタンを押し、Bootメニュー。Diagnosticsという、自己診断のプログラムを始める。よくわからないが、コンピュータの中のアレコレをチェックしているのだろう。右オーライ、左オーライ、戸締り用心、火の用心・・?? 順調に進むが、ぴたりと止まる。

DST TEST Faild
Err. Code 1000-0141
No drive detected

DSTって何?と思いながらも、Drivers & Utility CDを要求され、ドライブに入れ、あとは言われるがままで作業が進んでいく。そして程なくDST(謎)の問題は解決したらしい。「やったゼ」(実のところ本人は何もやっていない)。

10分程後、見慣れたデスクトップが目の前に。感涙!

この小さな箱(パソコン)の中に、ものすごいテクノロジーが詰まってる。しかしそれを使うのはしょうもないミスをしでかす人間(ヨッパライ)である。そんな人間(ヨッパライ)をフォローするため、お盆のようなキーボードや、DST(謎)の問題をつきとめ、解決する仕組みを考えた人がいる。なんともありがたいことだ。テクノロジーの進歩によく冷えたビールで乾杯したい。