Palmのこと・・・・これがないと困る!

今週のお題

 自分にとって「これがないと困る!」というものはなんだろう、Hatenaの今週のお題はナカナカ難しい。空気と水と衣食住関連は除いて考えよう。これらは「これがないと死んじゃう!」だ。あと平和とか自由、家族や友達も除外させてもらおう。これらは「これがないと生きていけない!」というものだ。音楽や本、めったにいけないけれど南の島の青い海や夏の高原は「これがない人生なんて!」とい呼びたいグループだ。

 「これがないと困る!」はすごく身近なところにあった。SONYClie TJ25。いわゆる電子手帳、PDA(Personal Digital Assistant、携帯情報端末)ともいう。Palm OSというOSを使っているので、Palmと呼ばれるPDAはスイッチ一つで瞬間起動、サクサク動くシンプルなマシン。手元にあるSONYClieもその一つ。手のひらに乗る小さなマシンの中にスケジュールにアドレス、長年書き溜めたメモなど、膨大なデータが蓄積されている。年々衰えていく記憶力を補完する外部記憶装置でもあるので、これがなくなると本当に困る。

 Palmを使うようになったのは98年の夏。Palm Pilotという名の小さなマシンを雑誌か何かで見て「コレ欲しい!」と一目惚れで一発撃沈。翌日には当時の最新機種、3com社製のPalm3を購入していた。輸入品なので、日本語化するソフトを別途購入しなければならなかった。現在使っているのは4台目なのだが、晴れの日も雨の日も、出張の日もオフの日も、常に身近にあってサポートしてくれる「これがないと困る!!!」存在だ。

 沢山のソフトをインストールしてあるのだが、一番よく使うのは予定表だ。この予定表、予定についての簡単なメモを書き込むことができ、これが後々とても重宝する。打合わせがあったとして、その打合わせに誰が参加してどんな話になって、結果どうすることになったかを記録しておけるのだ。後日、この件について最初に会議したのはいつだっけ?というような疑問が出ようものなら検索一発、瞬間解決される。紙の手帳だとこうはいくまい。この前行ったラーメン屋何て店だっけ?とか、ボールペンの替え芯いつ買ったんだっけ?こんな疑問にもすぐに正解が出せる。そんなわけで日常のあれこれを書き込んできた結果、この小さなマシンの中に10年以上の歴史が詰まっている。この歴史の中には子供たちの成長や楽しかった家族の思い出なども含まれる。

 SONYがこの分野から撤退して久しい。「えー!まだクリエー?もう売ってないんでしょー」と驚かれることもあるが大きなお世話だ。このマシンが壊れた時のために、同じ型のマシンをもう1台用意してある。最悪海外品を輸入して日本語化して使うという手も残っている。そんな事よりも今最も心配なのは、老眼が進んでPalmの小さな文字が読めなくなることだ・・・。これがないと困るものNo.1は老眼鏡、という日も近いか。